琵琶湖の聖域。パワースポット竹生島神社-宝厳寺

Y.Nakano
神社初心者コラム vol.2
竹生島神社(都久夫須麻神社)、宝厳寺

神の棲む島、パワースポット竹生島

関西に住む者が、生活に必要な水を手に入れることができるのも琵琶湖という豊富な水源があってこそ。そんな関西全域の人々の命の水を守っているともされる、竹生島の水の神様。

実はめっちゃ重要な役割の神様なのでは、、、。そんな神様が祀られている場所といったらどんなところ!?

そんな期待を持たずにはおられない、クルーザーで行く琵琶湖の最強パワースポット島、竹生島のレポ。(※2016年8月参拝の記録を再編しております。)

 

古来、竹生島は神の棲む島と呼ばれ、島の南部には都久夫須麻神社(竹生島神社)と宝厳寺(西国三十三所三十番)がある。

しかも、島には神社、寺院関係者しかおらず、住民はいないようで、まさに信仰の島と言える聖地である。

竹生島へのアクセスは?クルーザーでGO!

竹生島へは「竹生島クルーズ」というクルーザーで向かう。竹生島へ向かう港はJR湖西線の近江今津駅から徒歩5分の今津港とJR北陸線の長浜駅から徒歩15分の長浜港がある。

料金は長浜航路(往復)で大人3,070円、今津航路(往復)大人2,590円。ちょっとお高めだが、こちらのHISクーポンを利用すると10%OFFで乗車できるため、こちらは必ず持って行くと良い。

京都からだとどちらの駅も1時間弱。ちなみに私は長浜駅からのルートを選択した。

それではいざ参ろう!

なんてったって、気持ちを高めるのは日本一大きなの湖の琵琶湖を走るクルーザーで島へ向かうところだ。このクルーザーによって、今までの日常生活をすっかり忘れてしまう。「いーねー!」と思わず口走ってしまうくらい快適な旅である。

クルーザーで30分、テンションが徐々に上がりながら、いつの間にか異世界へ足を踏み入れることとなった。

竹生島へ到着!次の船の出発時間までは約80分。時間を気にしつつ参拝開始。

青い空と木々の緑、ピンクの花と朱の塔のコントラストが綺麗

本日は快晴!空の青色と木々の緑と、ピンクのお花と赤色の鳥居。コントラストがとても綺麗。

島と神社お寺が一体化しているような光景に目を奪われながらも、帰りのクルージングの時間を思い出して先へ進むことに。

竹生島はお寺と神社があるの?御利益は?

最初に拝観料(大人400円、小人300円)を支払い、進むと「竹生島神社」と書かれた大きな鳥居と先へ先へと続く階段が。

さっそく龍がお出迎え。湖底深井「瑞祥水」

いきなり見上げる鳥居と先へ続く階段。

竹生島ってどんなところ?神社なの?お寺なの?

そういえば「竹生島神社」と書かれているけれど、宝厳寺もあるし、竹生島って神社なのだろうか、お寺なのだろうか??いったいどうやってできた島なのだろうか?

天照皇大神のお告げにより始まった信仰の島

竹生島宝厳寺は、神亀元年(724年)聖武天皇が、夢枕に立った天照皇大神より「江州の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう」というお告げを受け、僧行基を勅使としてつかわし、堂塔を開基させたのが始まりです。

「出典:竹生島宝厳寺公式HP」

このように神さまのお告げによって出来たて信仰の地ということらしい。

神仏分離令により神社とお寺に分かれる

元々、神仏習合の地であった竹生島だったようだが、明治元年に「神仏分離令」という八百万の神を信仰する神社と、偶像崇拝のお寺と、白か黒かハッキリさせる制度ができたため、グレーゾーンであった竹生島は大きな変革を余儀なくされたようだ。

宝厳寺の廃寺の話もあったが、本尊大弁才天だけでなく西国三十三所の三十番として、観音霊場としても信仰を集めていた場所であったために信仰者によってなんとかお寺と神社に別れることによって、存続できるようになったよう。

何年もの間、大弁才天はお堂なしで仮安置状態だったとか。

思ったより結構大変なことを乗り越えて、なおかつ今も残り続けている、不屈の精神が宿っているような場所なのかもしれない。

竹生島の御祭神、御利益は?

都久夫須麻神社(竹生島神社)の御祭神は

「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)(弁才天)」「宇賀福神(うがふくじん)」「浅井比売命(あざいひめのみこと)(産土神)」「龍神(りゅうじん)」

の四柱の神様。

弁財天は「慈愛」「財施」「安心」の御利益が信仰されており、

宇賀福神は「五穀豊穣」「商売繁盛」の御利益があるそう。

なんか、いろんなもののアシストをしてくれそうな、まさにパワースポットと言える場所のようである。

西国三十三所三十番の宝厳寺へ

あらためてパワースポットだということを知ったところで、まずは弁天様のいる宝厳寺へ。

いきなり長い長い階段が。運動不足の人には結構な試練かも、、。

結構キツい、急階段。

朱色の旗がえっちらおっちら登る我々を応援してくれるかのようにパタパタとなびく。よいしょよいしょと登りながら上まで到着。

本尊弁才天像が祀られる本堂

そうすると、立派な宝厳寺の本堂が目の前に。

宝厳寺の本堂(弁才天堂)

こちらが本尊大弁才天が祀られている場所である。なお、厳島神社、江島神社と共に日本三大弁才天と言われている。

早速お参り。

辯天様の幸せ願いダルマ

そして本堂の中には一見さんにとっては衝撃的な光景が目に飛び込んできた。たくさんの山積みになった「辨天様の幸せ願いダルマ」である。

山積み具合がすごい

敷き詰められたダルマ

そして、どうやって並べているのだろう、綺麗に並ぶダルマ達の姿も。

綺麗に並ぶダルマ達

これは「弁天様の願いのダルマ」というものらしく、職人さんが全て一つ一つ手作業で作っていて同じ顔のものは一つもないダルマさんらしい。ここに願いを書いて御祈願をするそうだ。

いや、圧巻。

縁結びや何か願い事を求めるあなたもここで一つ、願って見るのも良いかと思う。

外にはいくつかお社もあったが、ふと大きく目に入ってくるのが不動明王の像。

南無不動明王の像

そして、周囲には目を引く赤い旗がたくさんあった。

辨才天の旗

次へ進むと真っ赤な建物が。

再建された三重の塔

こちらは江戸時代初期に焼失されたと言われ、約350年ぶりに再建された三重塔。

最初の赤い旗といい、さっきのダルマといい、不動明王の像といい、なんだか赤が目立つエネルギッシュな感じの場所である。

最初、クルーザーで向かう途中は水と空の青色と島の緑しか見えずに、なんだか神聖な場所で心落ち着く感じなのかなぁと思っていたが、思いの外アグレッシブな場所であった。

観音堂へ

そして、千手千眼観世音菩薩がいらっしゃる観音堂へ。

こちらは先ほどの宝厳寺本堂よりもずっと古くからある建物のようで、とても厳かな雰囲気。西国三十三所の観音霊場の一つであるため数多くの参拝者が足を踏み入れた長い長い歴史を感じさせるような場所である。

参拝するだけで、御利益がありそう。

襟を正すような気持ちになりつつ、重要文化財の舟廊下を渡り、都久夫須麻神社へ。

都久夫須麻神社(竹生島神社)へ

国宝の都久夫須麻神社の本殿がお出迎え。

都久夫須麻神社の本殿

今回は天気がとても良かったおかげで、真っ青な空と青々とした木々の緑と、そしてどっしりした本殿と紫色の布地の色がとても綺麗だ。

目の感覚のせいなのか、それとも場所のせいなのか、都久夫須麻神社の場所は穏やかながらもなんとも清々しい気分にさせられる。

不思議と活力が湧いてくるような不思議な感覚である。

RPGゲームでHPやMPが自動回復する聖域のような感じである。

ゲームの剣と魔法の世界で出てくるように、昔の人にはごく身近にパワースポットは生活の中にあったのかもしれない。

竜神拝所

そして正面には一面に広がる琵琶湖が見える竜神拝所がある。階段移動が多い竹生島での休憩スポットでもある。

なかなか普段あんなに階段を登らない現代人のため、ここでちょっと一息。

琵琶湖の風を堪能する。

そして見おろすと、白い大地に白い鳥居があった。

あの鳥居の間にかわらけを投げられると良いらしい

厄除けの土器(かわらけ)投げ

ここでは小さなおちょこのような土器(かわらけ)を投げて厄除けを祈願するかわらけ投げがある。二枚一組で300円。

あの白い鳥居の2本の柱の間を潜ることができるとGoodらしい。

鳥居が立っていた白い大地の白さは全てかわらの色だったようだ。

結構風の行方に左右されるようで、意外と難しそう。

御朱印は現在セルフサービス

もちろん、御朱印もあるのだが、公式HPによると、「平成30年8月よりご自身で押して頂く形式となりました」とある。御朱印といえば聖職者の方による達筆な文字が楽しみなところではあるが、クルーザーでしか拝観できないという時間的制約もあり、やむを得ない選択なのかもしれない。

竹生島神社公式HPより

タイムリミット。足早に退散。

竹生島にはクルーザーでしか行き来できないこともあり、島に滞在できる時間が決まっている。そのため、もっとゆっくりしたかったと、少し後ろ髪を引かれながらも帰りのクルーザーへ乗り込んだ。次回はもう一つ後の便で帰る段取りでも良いかもしれない。

遠のいて行く竹生島

徐々に遠のいて行く聖地を見ながら、パワースポットの余韻に浸りつつ、徐々に現実へと戻って行くような感覚であった。

まとめ

「水の神様が棲まう島、竹生島」と言うだけあって、なんだか聖地巡礼をした気分であった。

エネルギッシュな宝厳寺と、自然とどこからかパワーがみなぎるような都久夫須麻神社。

「幸せ願いダルマ」に「かわらけ投げ」という一大アトラクションもさることながら、何か力強く後押ししてくれるような、不思議な空間である。

島のあちこちに龍や蛇を象った像があったり、後に調べてみた歴史的背景が物語るように、古来より人々からとても信仰されている場所であるには、それなりの理由がある。

混乱をくぐり抜けてなお、人々に熱く信仰されるパワースポット。

私も思考がいつの間にか消え、澄んだ空気を味わい、色彩豊かな場面に目を奪われ、また明日から頑張ろうと思える場所であった。

あなたもきっと力強く前へ進むことになるに違いない。

 

※2018年7月7日時点で竹生島神社公式HPには下記のご案内がでています。1日も早い復興をお祈りしております。参拝される際は、公式HPなどで現在の状況など、情報収集してから参拝しましょう。

竹生島神社公式HPより

 

ご案内

  • 住所・参拝時間

滋賀県長浜市早崎町1821 竹生島神社

TEL:0749-72-2073

参拝時間:竹生島クルーズの運行時間内での参拝が可能

詳しくは竹生島クルーズHPをご確認ください。

  • 長浜港をご利用の方

■電車の場合

・JR北陸線「長浜駅」下車徒歩約10分

・JR「米原駅」下車タクシーで約15分

■車の場合

・北陸自動車道「長浜IC」より約15分(無料駐車場あり)

  • 今津港をご利用の方

■電車の場合

・JR湖西線「近江今津駅」下車徒歩約5分

■車の場合

・名神高速道路「京都東IC」より約70分(無料駐車場あり)

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ABOUTこの記事をかいた人

神戸市出身。大阪大学工学部卒。都市計画や高速道路などの社会インフラの設計をしていた理系女子。現在は電子書籍出版・セミナープロデュース、WEB解析・ディレクターなどを行う。仕事人間の独身アラサー女子で、癒しと婚活のために神社巡りを始めた。最近気付いたが、曽祖父が宮大工、祖父が能楽師という神社に所縁のある家系である。好きなものは引っ越しと生姜とゆるキャラ。